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眼から鱗
海外で刺身を食べるとすれば一流レストランで高額の支払いというのが通り相場ですが、ドバイに駐在していた頃はほとんど毎日のように新鮮なマグロ、アジ、サワラ、ハタ、海老等を刺身やグリル等で堪能していました。普通見かける魚はスーパーの鮮度の落ちた切り身ですが、たまたまアパートの直ぐ近くに fish market があり、ほとんど毎朝散歩がてらに market をのぞいていたものです。朝は採れたての生きた魚が安く買えるからです。
Fish market が日本と違うのは、売り場の隣にさばき専門のコーナーがあり、客が買った魚を客の order に応じて別料金でさばいてくれるのですが、30〜40人が水を使わずに血まみれ、鱗まみれで魚と格闘している眺めは壮観です。さばきの職人(cleaner)は大部分がパキスタンからの出稼ぎの人たちで、会話はウルドゥー語、アラビア語が主で、その次が英語というところです。
最初行った時は、さばきの order の要領がわからず、鱗と内臓を取ってもらうのに小難しく"Remove the scales and the inner parts…." などというような英語を使ったと思いますが、通じなくて、結局、手振りで説明し、逆に "Open and clean?" と聞かれ、それこそ「眼から鱗」となりました。なんと簡単でわかりやすい英語と感心したものです。
それ以来、専属の cleaner とはお友達になり、order は "open, clean, head no need." などと簡単な英語ですべて済ませることとなったものです。
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