JR東京駅の西,徒歩10分。太田道灌が室町時代に城を築いたのが江戸城の始まり。その後上杉氏,北条氏を経て天正18年(1636年)に徳川家康が入城して徳川代々の城となった。慶応4年(1868年),官軍の手に移り東京城と改め,翌年御所となった。 徳川時代には拡張されて巨大な城であったが,明治以降古い城門や櫓は次第に取り払われ,外堀もほとんど埋め立てられた。関東大震災,東京空襲で被害に遭い,現在は残った数カ所の櫓と城門などが往時の面影をしのばせる。