地下鉄小伝馬町駅の西,徒歩約5分。もとは皇居前広場中央部の宝田村の鎮守であったが,江戸城拡張のため現在の場所に移転し,恵比寿神像を安置したと伝えられている。 神社および境内はこじんまりしているが,毎年10月19日,20日に行われる「べったら市」がよく知られている。ここで売られる浅漬け大根(べったら漬)が評判となってその名がついたといわれ,江戸年中行事のひとつに数えられる。 当日は周辺の路地にべったら漬をはじめ恵比須講に使うものや日用雑貨などを売る露店が軒を並べ,大にぎわいとなる。