三井記念美術館

　地下鉄銀座線三越前駅の西，徒歩１分。日本橋三井タワーに隣接する三井本館内にある。以前は中野区にあった「三井文庫別館」が移転する形で，平成17年（2005年）10月に開館した。
　 収蔵品は三井家から寄贈されたものがほとんどで，その数は3700点におよぶ。これらの中には国宝６点，重要文化財20点，重要美術品44点を含んでおり，質・量ともにわが国ではゆびおりの美術館にあげられる。
　特に充実しているのは茶道具類。国宝「志野茶碗銘卯花墻（うのはながき）」をはじめ名品が多い。このほか国宝では円山応挙「雪松図屏風」，藤原定家筆「熊野御孝記」,国内最古の「銅製船氏王後墓誌」などがあり，重要文化財では有名な「能面孫次郎」ほか名品の数々を収蔵している。。
　館内には国宝茶室「如庵（じょあん）」の室内が精巧に再現されており，そこでは季節ごとの茶道具を取り合わせて展示して茶室空間の美を観賞できるよう見事な演出がなされている。
　美術館のある三井本館の建物も昭和初期の代表的な洋風建築として国の重要文化財に指定されている。

Address	東京都中央区日本橋室町2-1-1三井本館7階
Phone	03-5777-8600(ハローダイアル)
URL	http://www.mitsui-museum.jp/
Access	地下鉄銀座線三越前駅から徒歩1分，半蔵門線三越前駅から徒歩3分，銀座線・東西線日本橋駅から徒歩4分，都営地下鉄浅草線日本橋駅から徒歩4分，JR新日本橋駅から徒歩4分
Open	10:00〜17:00(入館は16:30まで）
Close	月曜日（月曜日が祝日・休日の場合は開館、翌平日が休館)，展示替えの期間
Fee	一般800円，大学・高校生500円，小・中学生無料，特別展は別途料金
Map	地図