JR浅草橋駅の南東、徒歩5分。神田川最下流に架かる橋で、神田川が隅田川に注ぐ手前にある。現在の橋は関東大震災復興事業として昭和4年(1929年)に完成したもので、永代橋を小さくしたような形をしている。 初めて架けられたのは元禄11年(1698年)で、一帯には隅田川の船遊び客の船宿が多く、柳橋芸者の名とともによく知られ、江戸中期から明治以降、江戸・東京の代表的な花街としてにぎわった。 現在は料亭が数店あるものの花街の面影はない。橋から見下ろす神田川には釣り船や屋形船が係留されていて、当時の雰囲気をしのばせる。