地下鉄茅場町駅の北、徒歩2分。ビルの間を入ったその奥にある。天正18年(1590)の創建で、寛永年間に永田町の山王日枝神社の祭礼の際、神輿の休息所である御旅所が設けられて境外摂社となった。 明治10年(1877年)、それまでは御旅所山王宮という名称であったが、無格社日枝神社と改称し、大正4年(1915年)、山王日枝神社が官幣大社に昇格した際に摂社日枝神社と改称した。 現在の社殿は関東大震災後の昭和3年(1928年)の造営。境内には摂社の明徳稲荷神社がある。境内は周囲をビルに囲まれてはいるが、あわただしい街の中で安らぎを感じさせてくれる。