地下鉄白金高輪駅の南、徒歩8分。正安元年(1299年)、一乗院日円により開かれた古刹。池上本門寺の末寺で、はじめは西久保(現在の港区虎ノ門)にあったが、承応2年(1653年)に現在地に移転した。 延享2年(1745年)の大火に巻き込まれ本堂などを類焼したが、山門、仁王門、鐘楼は焼失を逃れて昔の姿をとどめている。本堂は天明元年(1781年)の再建で、均整のとれた姿が美しい。 江戸中期の画家英一蝶にゆかりのある寺として知られている。本堂脇には墓があり、都の旧跡に指定されている。また寺では英一蝶筆釈迦如来像を寺宝として保存している。