都営地下鉄大江戸線麻布十番駅から地上に出てすぐのところにある。慶長年間(1596〜1615年)に創建された末広神社と弘仁13年(822年)創建の竹長稲荷神社の両神社が昭和20年(1945年)の戦災で焼失し、戦後、境内地を現在地に換地され、合併して社名を十番稲荷神社と改称して誕生した。 現在の社殿は平成9年(1997年)の建築。境内は狭く、通りから石段を登った先に拝殿、左手に社務所がある。鳥居のすぐ左には社殿が新築された際に奉安された石像「宝船」、鳥居右手奥には「かえるさん石像」が祀られており、防火・火傷のお守りとして信仰されている。