龍生院・三田霊廟
JR田町駅の北西、徒歩10分。桜田通り(国道1号)から細い参道を入った奥にある。
弘仁7年(816年)弘法大師空海が高野山開創の際に住房の龍光院、秘法伝授の道場灌頂院とともに、声明の道場として建立されたのに始まると伝えられる。天保13年(1842年)高野山の大火で焼失。明治27年(1894年)頃、中興開山の渡辺貞浄尼が現在地に寺基を移した。
寺と霊廟は一体になっており、現在の5階建ての近代的な建物は平成26年(2014年)の建築。建物の1階と4階に納骨室や参拝室、2階に副本堂があり、3階に龍生院本堂がある。本堂の梁や柱は以前の寺の建材を再利用している。
また、寺では写経・座禅・ヨガなどの教室が開催されており、境内には渡邊綱の産湯の水を汲んだと伝えられる古井戸がある。
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