地下鉄東西線神楽坂駅の北東,徒歩2分。赤城山赤城神社の分霊を勧請して,はじめは早稲田鶴巻町にあったが,弘治元年(1555年)にこの地に移転した。江戸時代には徳川幕府により牛込の総鎮守とされた。 かつては境内に坪内逍遙の清風亭があり,坪内逍遥や早稲田の学生たちが芝居の研究や稽古に利用したほか島村抱月や松井須磨子らも出入りして地域の文化活動の拠点ともなった歴史がある。 平成22年(2010年)には「再生プロジェクト」により本殿、幣殿、拝殿、神輿庫、神楽殿などが建て替えられ、装いを一新した。付設された建物では「ヒトイキ」をキーワードにカフェを設けたり、各種の演奏会や展覧会、ワークショップを開催したりするなどユニークな活動を展開している。