都営地下鉄新宿三丁目駅の東、徒歩5分。文禄3年(1594年)に創建された古刹で、元禄年間の作と伝えられる木造の奪衣婆(だつえば)像を安置することで知られるている。この像は咳止めに霊験があるとして幕末には参拝者でにぎわった。 また、境内にある梵鐘は第二次世界大戦の際に金属供出されたが、戦後アメリカのアイオワ州立大学内にあるのが発見されて、昭和37年(1962年)に正受院に返還されたという歴史があることでも知られている。 このほか境内には針塚があり、毎年2月8日には「針供養」が行われる。