JR新宿駅の北東、徒歩7分。新宿区役所と花園神社の間にある区域で、迷路のように入り組んだ幅の狭い小路に小さなバー、スナック、喫茶店などが集まっている。 もともとは終戦直後の露店市場に始まり、露店が次第に小さな飲み屋に変わっていったもので、最盛期には200軒以上の店があったといわれる。その時期は作家や映画・演劇関係者などの常連も多く、新宿の代表的な夜の街としてにぎわった。 最近は、店主の高齢化などによって廃業する店も多く、最盛期のころのにぎわいや熱気は見られなくなったが、健在な老舗も残り、賃料が手ごろなため若い世代が参入して新たに店を開くなど、活気を取り戻している。一方、この地域の再開発を目指す動きもあり、今後の展開ははっきりしていない。