都営地下鉄三田線春日駅の北、徒歩2分。心覚院妙見大姉が開基となり、正行院日圓聖人を開山として、寛永元年(1624年)に創建された。心覚院妙見大姉は水戸藩徳川頼房の娘で、興善寺は水戸家の祈願所となった。 寺には「霊夢祖師像」が安置されている。康暦年間(1379〜1380)、疫病が流行し多くの死者が出た際に、有力者の夢の中に興善寺の祖師像の姿をした日蓮聖人が現れ、病に苦しむ人々に加持祈祷し秘符を授けたところ、全ての人が回復したということで、祖師像は「霊夢祖師像」と呼ばれるようになったといわれている。