JR南千住駅の南東,徒歩10分。天平宝宇四庚(760年)の創建と伝えられる古社。昔このあたりに住んでいた砂尾長者という金持ちの一人娘で,恋に破れて鏡が池に身を投げて命を絶った玉姫を祭ったことから玉姫稲荷と呼ばれるようになったといわれる。 古くから商売繁盛の神として信仰を集め,初午祭り(2月最初の午の日)には参詣者でにぎわう。また,春と秋に玉姫稲荷の境内を中心に「こんこん靴の市」が開かれることでも知られている。これは氏子の靴関連業者が商売繁盛を願って開く市で,市価より大幅に安い値段で販売される。