浅間神社(お富士さん)
東武伊勢崎線浅草駅の北、徒歩12分。浅草神社の兼務社で、浅草警察署の斜め向かいにある。
元禄年間(1688〜1703年)、駿河の浅間神社から勧請して創立され、江戸時代には富士講の聖地として、また「お富士さん」の名で親しまれて信仰を集めた。江戸時代からの祭祀用具や古文書を数多く所蔵しており、それらは台東区の有形民俗文化財に指定されている。現在の社殿は平成10年(1998年)の再建。
境内も社殿の規模もそれほどの大きさはないが、祭礼日に立つ大規模な植木市で有名。植木市は「お富士さんの植木市」と呼ばれ、明治の中頃から始まったといわれる。市の立つ5月と6月の最終土曜・日曜日には神社の周辺に数百軒の植木屋が店を張り、縁日の店も数多く出て大にぎわいとなる。
|