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JR浅草橋駅の南、徒歩2分。神田川に架かる浅草橋は、江戸時代には浅草見附があったところで、台東区側の橋のたもとに「浅草見附跡」の碑が建っている。 浅草見附が置かれたのは寛永13年(1636年)のこと。江戸城の警護のため36箇所に設けられた見附のひとつで、枡形の門は「浅草御門」と呼ばれ、警護人を置いて浅草観音や遠くは奥州へ往来する人々を取り締まった。 明暦の大火(明暦3年、1657年)の際には囚人の逃亡を防ぐためにこの門が閉ざされ、避難路がたたれて数多くの死者を出した伝えられている。