地下鉄銀座線稲荷町駅の北、徒歩6分。本願寺第十三世宣如上人の法弟中山浄賢が寛永10年(1633年)神田に創建したのが始まり。明和9年(1772年)の火災で罹災し、浅草本願寺へ移転した。文化3年(1806年)の火災の後、現在地に移転したと伝えられる。 境内は広くはなく、通りに面してコンクリート造りの本堂が建っている。寺では寛文11年(1671年)に制作された木造法然上人立像を安置しており、台東区の有形文化財に指定されている。 また、墓所には斉藤長秋三代の墓があり、都の旧跡に指定されている。斉藤長秋とその子および孫は、三代にわたって江戸の地誌を調べ、『江戸名所図会』7巻20冊を完成させたことで知られている。