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芭蕉の句碑(→拡大写真) |
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清澄庭園
地下鉄大江戸線白川清澄駅の南西,徒歩3分。もとは江戸の豪商紀伊国屋文左衛門の屋敷跡で,明治11年(1878年),岩崎弥太郎が邸地を買い取って別邸とし,造園したもの。
弥太郎の没後も造園工事がつづけられ,隅田川の水を取り入れた泉水と全国から集めた奇岩珍石を周囲に配した回遊式林泉庭園が完成した。
関東大震災で大きな被害を受けたが,破損が少なかった東側半分が東京市に寄付され,昭和7年(1932年)に公園として開園した。さらに昭和52年(1977年)には庭園の西側の敷地も加えて公園の面積が拡大した。
庭園のほうは約8haとかなりの広さがあり、池の周りを一周するだけで15分ぐらいかかる。池畔には涼亭と大正記念館が建っており,涼亭は東京都の歴史的建造物に選定されている。公園の南端の花菖蒲田のそばには、隅田川の護岸工事のためここに移された芭蕉の有名な「古池やかはづ飛び込む水の音」の句碑がある。
園内は明治時代の代表的な庭園として趣がある。都内の名園の一つにあげられ、東京都の名勝に指定されており、
毎年秋にはライトアップされ、優雅な光に包まれる。その期間は開園時間が延長される。
また,道路をはさんで西側の公園は開放されており,芝生広場や水遊びができるジャブジャブ池などがある。
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