京浜急行新馬場駅の西、徒歩5分。第一京浜の西、寺が集まっている南品川4丁目の一角にある黄檗宗の寺。創建は寛正4年(1463年)と伝えられ、江戸中期に中国僧慧林を開山に再興した。 寺では黄檗僧独湛性瑩の晩年の大作である「紙本墨画淡彩蘆葉達磨図」ほかの絵画や、元禄期に時宗から黄檗宗に改宗したときに京都宇治の万福寺の本尊の体内仏を移したとされる「木造釈迦如来及び両脇侍像」などの彫刻を所蔵しており、いずれも品川区の有形文化財に指定されている。 本堂の前には樹齢200年のシイの木がある。高さは約10mあり、品川区内では大樹のシイの木として区の天然記念物に指定されている。