東急大井町線荏原町駅の北、徒歩2分。長元3年(1030年)、源頼信が平忠常の乱を平定するため下総に向かう途中、この地に宿営して八幡大神を奉じて戦勝を祈願したのに始まるとされる。その際源氏の白旗を立てて陣を張ったことが旗の台という地名の由来ともいわれる。 鎌倉時代になって当地の領主荏原義宗が社殿を建立し、以後この地域の鎮守として信仰を集めてきた。江戸時代には2代将軍秀忠の祈願所であり、弓の競射で有名になった。 第二次世界大戦の戦災で絵馬堂を除く社殿を焼失、現在の社殿は昭和39年(1964年)に再建された。絵馬堂には江戸時代に奉納された絵馬が保存されており、大絵馬(現在は社務所内に保存)は品川区の有形文化財に指定されている。