東急目黒線不動前駅の北西,徒歩8分。大同3年(808年),慈覚大師が比叡山に向かう途中,この地で不動明王の霊夢を感じ,自らその像を彫刻して安置したのが始まりといわれる。 江戸時代には幕府の保護を受け,また江戸庶民の信仰も厚く,参詣行楽地ともなって大いに栄えた。戦災で大半を焼失し,本堂,仁王門,書院,鐘楼などは戦後に再建されたものだが,前不動堂と勢至堂は江戸時代に建築されたまま現存している。 慈覚大師が持っていた独鈷を投げたところ滝泉がわいたと伝えられる独鈷の滝や青木昆陽の墓などがある。 *江戸五色不動→目青不動/目黄不動/目赤不動/目白不動/目黒不動