東急多摩川線沼部駅の東、徒歩3分。創建の年代は明らかではないが、鎌倉時代と推定される古刹。江戸時代から通称「庚申さま」と呼ばれて地域の人々に親しまれてきた。境内には本堂のほか大慈閣や金剛尊院などが立ち並ぶ。現在の本堂は昭和18年(1943年)の建造。 寺には木造の弘法大師坐像、木造寄木造りの大日如来坐像、木彫寄木造りの青面金剛及び二童子四夜叉立像が安置されている(非公開)ほか、境内には寛文元年(1661年)造立で、大田区では最古の庚申供養塔があり、これらはいずれも大田区の有形文化財に指定されている。