東急多摩川線沼部駅の北、徒歩2分。山門を入ると正面に新橋色の本堂の屋根がひときわ美しく輝く。開山は養慶和尚とされるが、開創の年代は明らかではない。 鎌倉幕府初代将軍の源頼朝の妻の北条政子の守り本尊であったと伝えられる木造の聖観世音菩薩像が、明治時代に、それまで保存されていた多摩川浅間神社から移され、安置されている。 春には境内や表の通りの桜が新橋色の屋根と鮮やかな対比を見せる。