→拡大写真 三重塔(→拡大写真)
小田急小田原線喜多見駅の南東、徒歩25分。のどかな田園風景の中にある。文治2年(1186年)、江戸太郎重長が父の菩提をとむらうために江戸城内に創建したのに始まり、当時は東福寺という名称であった。その後太田道灌の築城の際現在のところに移転し、現在名に改称した。 白壁の塀で囲まれた寺域は広く、木立が茂る長い参道の奥に山門があり、山門をくぐると本堂・鐘楼などがある。山門は宝暦5年(1755年)の建立、本堂は享保元年(1716年)に再建されたもので、世田谷区の寺の中では最古の建造物とされている。 参道の脇に重長の像が建ち、墓地には重長追善供養の五輪塔がある。墓地内には三重塔が建ち、塔の上には相輪が光り輝いている。