京王井の頭線・小田急線下北沢駅の南、徒歩10分。慶長13年(1608年)、家康の次男秀康の位牌所として建立された寺。明治の神仏分離の前までは寺の東にある北澤八幡神社の別当寺であった。 境内には江戸時代後期に盛んだった富士講のために作られた富士塚があるほか、灸と針供養で有名な淡島神社がある。当時は富士講と灸で有名な寺として、参詣する人が多く、周辺はかなりのにぎわいを見せていたといわれる。 境内の大イチョウは樹齢400年ともいわれ、本堂が荘厳なたたずまいを見せている。