東急田園都市線駒沢大学駅の南、徒歩15分。名称は「広場」だが、子どもたちの遊具などがあるいわゆる遊びのための広場ではなく、世田谷区では歴史のある建物や庭園をこのような名称で呼んでおり、ここはそのひとつ。 もともとはこの地の旧家である三田家の屋敷だったところで、門を入ると広い敷地の屋敷林の中に、長屋門、母屋、土蔵が保存されている。どれも明治時代の建築だが、江戸時代の農家の建築様式を伝えるものとして貴重な建物で、旧家の格式を感じさせる。 財団法人「世田谷トラストまちづくり」が管理しており、同じような施設として世田谷区にはこのほかに「瀬田四丁目広場」と「猪俣庭園」がある。