野毛大塚古墳
東急大井町線等々力駅の南西、徒歩10分。玉川野毛町公園内にある。
野毛大塚古墳は、多摩川左岸、国分寺崖線上の高台に上野毛から尾山台にかけて点在する野毛古墳群の中にある最大規模の古墳。平成元〜4年に行われた発掘調査によって、古墳の形は帆立貝形古墳(全長82m、後円部直径67m、高さ11m)であり、周囲には馬蹄形の濠がめぐらされ、これを含めた全長は104mであることが明らかになった。築造年代は5世紀前半〜6世紀と推定され、有力な豪族の墓であったと考えられている。
古墳からは鉄製甲冑や石製品など多量の副葬品が出土しており、これらは国の重要文化財に指定されている。また、古墳は都の史跡に指定されている。
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