JR恵比寿駅の北、徒歩5分。明治通りに面している。寛文10年(1670年)の火災で記録などを焼失したため、創建の年代は定かではない。慶長2年(1597年)に遷化した桂岩宗嬾大和尚を開山としているので、室町時代末ごろの草創といわれている。 4階建てのコンクリート造りの近代的な建物は戦後に建てられたもので、本堂、閻魔堂などがある。寺門を入った左には南北朝時代の作と推定される石棺仏があり、渋谷区の有形文化財に指定されている。 石棺仏とは、古墳時代の石棺の内側に仏像を彫り込んだもので、関東では珍しく、関西で見つけたものを寄進されたといわれている。