山門(→拡大写真) 本堂(→拡大写真)
JR東中野駅の北西、徒歩8分。早稲田通りに沿って寺が並ぶ上高田の寺町の一角にある。はじめ麹町四番町で創建され、慶長18年(1613年)牛込神楽坂に移転し、さらに明治39年(1906年)に現在地に移転した。 門前に「さる寺」と刻まれた石碑がある。寺が神楽坂にあった元禄年間のころ、住職が以前助けた猿に法衣を引っ張られて隅田川の渡し船に乗ることができなかった。しかしその船は転覆したため命拾いをしたという猿の恩返しの話が残されており、寺では門前に猿の石碑を建てたことから猿寺と呼ばれるようになったといわれる。 寺宝として将軍綱吉の書目を所蔵している。