JR荻窪駅の南東,徒歩8分。音楽評論家故大田黒元雄氏の屋敷の一部を,寄贈を受けた杉並区が日本庭園として整備し,昭和56年(1981年)に開園した。 門を入るとイチョウの並木が続き,その奥に巨樹が茂る庭園と大田黒氏がアトリエとして使っていた記念館,茶室,休憩所などがある。記念館は大田黒氏の仕事場であった建物で、昭和8年(1933年)の建築。洋風の建物の館内には大田黒氏が愛用したスタインウェイのピアノや蓄音機などが展示されている。 池を配した庭園は奥行きがあってモミジが美しく、秋の紅葉のシーズンにはライトアップされる。