京王線下高井戸駅の北、徒歩4分。雄峰山全勝寺二世普庵瑞迪和尚を開山として、慶長8年(1603年)江戸麹町に創建、寛永年間に(1624〜1643)四ツ谷南寺町へ移転、区画整理に伴い、明治42年(1909年)に現在地へ移転したと伝えられる。 境内には「六地蔵」と「北向地蔵」と呼ばれる高さ1mの石造の地蔵菩薩像がある。北向地蔵は額に北風を受けるため、江戸時代から熱病などの難病に霊験あらたかで、篤い信仰をあつめていたと伝えられている。 かつて門前を流れていた玉川上水には、木造の龍泉寺橋が架かっていて、春は桜が美しく、6月は蛍が河岸を飛び交い、杉並では名高い景勝地であったと言われている。