気象神社
JR高円寺駅の南東、徒歩1分。高円寺氷川神社の境内にある。日本で唯一の気象神社。
昭和19年(1944年)、大日本帝国陸軍の陸軍気象部(杉並区馬橋地区)の構内に造営されたのが始まり。軍にとって気象条件は戦略や作戦を練る上での重大な要件であったため、天気予報の的中を祈願するところとして創建された。
戦後はGHQの神道指令で撤去されるはずであったが、調査漏れにより残存し、昭和23年(1948年)、高円寺氷川神社が引き取る形で、境内に遷座することになった。
現在の社殿は平成15年(2003年)の再建。境内には気象庁の検定を受けた気象観測器を設置し、気温や湿度、気圧、降水量などを計測して鳥居近くの電子表示板に表示している。
気象予報士を目指す人や結婚式を控えたカップルなどの参詣が多いのが特徴的である。
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