都電荒川線庚申塚停留所の東、徒歩1分。旧中山道と旧王子道が交差し、かつては茶屋があって江戸と板橋宿の間の休憩所だったところにある。 庚申講は江戸時代に各地につくられて盛んになったが、この庚申塚は室町末期に高さ8尺の庚申塔が建てられたのが始まりと伝えられる。明治時代になって猿田彦大神を合祀したので、正式には猿田彦大神庚申堂という。 街角にある小さな祠だが、60日ごとの庚申の日やとげぬき地蔵(高岩寺)の縁日には参拝者が多い。