JR山手線駒込駅周辺とすぐ南に隣接する文京区にかけての一帯。江戸時代には大名の下屋敷や抱屋敷が多かったところで、そのほかは野菜などを栽培する農村地帯であった。野菜のほかには庭木・盆栽などを扱う植木屋が多く、栽培されたツツジ、サツキは江戸中に運ばれた。 現在も4月下旬から5月上旬にかけて駒込駅の土手には約700株のツツジが見事に咲きそろい、山手線の車窓には美しい風景が広がる。大規模な商業施設はなく、駅の北口に駒込さつき通りや霜降商店街があって小売店が軒を並べている。 周辺には六義園や旧古河庭園などの見どころがある。