JR王子駅の西、徒歩12分。石神井川の河畔にある。東国巡錫の際の弘法大師による開基で、本尊の不動尊は大師の作と伝えられる古刹。 治了4年(1180)に鎌倉を目指した源頼朝が布陣したという伝承も残されている。江戸時代には８代将軍吉宗によって、石神井川流域にカエデが植えられ、一帯は紅葉の名所となったことから、以後「紅葉寺」とも呼ばれている。 手入れが行き届いている境内には、冨士講の先達として知られる安藤冨五郎の顕彰碑や七福神の石像がある。また、原寸大といわれる仏足跡があり、その足跡の大きさに驚かされる。
