JR東十条駅の西、徒歩3分。明治30年(1898年)に火災により寺の記録を焼失したため、創建年代は明らかではないが、『新編武蔵風土記稿』に記載されていることから、江戸時代末期には創建されていたといわれる。 本堂のほかに、境内には勢至菩薩を安置している六角堂や「おびんずる様」という仏像がある。このおびんずる様とは釈迦の弟子の賓頭廬(びんずる)尊者。全国各地にあり、「撫仏(なでぼとけ)」とも呼ばれる。 このおびんずる様の体を触ってその手で自分の体をなでると、病気が治り、頭もよくなり、節々の痛みも軽くなるといわれて信仰されている。