都営地下鉄三田線板橋本町駅の南東、徒歩5分。ぬくもりのある手作り感覚の展示室はかつて教室だった一室で、全国でもめずらしい絵本専門の区立図書館。統廃合によってなくなった旧板橋区立第3小学校の校舎の3階に平成16年(2004年)に開館した。 板橋区立美術館が昭和56年(1981年)に「第1回ボローニャ国際絵本原画展」を開催したことがきっかけとなって、ボローニャ市との交流が深まり、平成5年(1993年)からは毎年見本市に出展された絵本が贈られるようになった。寄贈された絵本は世界80か国、2万冊以上におよぶ膨大なコレクションとなり、それらの絵本を国別に展示している。 本を開くと動物や城がとびだす絵本をはじめ、色とりどりの絵本を手にとってみることができ、大人にも懐かしい思いを蘇らせてくれる。毎月1回、ボランティアによる「世界の絵本おはなし会」が開催され、子どもたちに世界の絵本を読み聞かせている。