地下鉄有楽町線氷川台駅の西、徒歩12分。元亀・天正年間(1570〜92)の頃、岩槻城主北条氏房が創建したのが始まりで,江戸時代には幕府の庇護のもとで諸大名を檀家とする大寺であった。しかし,関東大震災で被災し,大正14年(1925年)にこの地に別院を建立して下谷から墓地を移した。 墓地には、柳生宗矩,十兵衛,宗冬の柳生三代の墓をはじめ,大聖寺前田家,会津松平家,谷田部細川家,平戸松浦家,松代真田家ほかの諸大名の墓が並んでいる。また,江戸の儒学著大内熊耳,漢詩の菊池五山らの墓もある。 広徳寺の境内は参詣謝絶で、入ることはできない。