西武池袋線江古田駅の北すぐのところにある。創建時代は明らかではないが、江戸後期の地誌『新編武蔵風土記稿』には「富士浅間社」として記載されている記録が残り、かつてはいちめんに茅が生い茂っていたため「茅原浅間神社」と呼ばれていた。 現在の拝殿は、昭和28年(1953年)に再建されたもので、境内はそれほど広くはないが、社殿の裏手に富士塚がある。富士講が盛んだった江戸時代後期に築造されたもので、高さは約30m。都内あちこちにある富士塚の中でも規模の大きいものにあげられ、国の重要有形民俗文化財に指定されている。 また、境内には練馬の名木のひとつであるケヤキの巨樹がある。