氷川神社(石神井)
西武池袋線石神井公園駅の南西、徒歩20分。住宅街の中に参道が延び、木々の茂る奥に社殿がある。
応永年間(1394〜1428年)にこの地一帯を支配していた豊島氏が武蔵国一ノ宮である大宮の氷川神社から分霊を奉斎して創建したと伝えられる古社で、「石神井のお氷川さま」と呼ばれ、石神井の鎮守として地域の信仰を集めてきた。
静かな境内には古い石造物が数多く、享保12年(1727年)の銘がある水盤や元禄12年(1699年)に豊島氏が奉納したとされる左右一対の石灯籠は練馬区の有形文化財に指定されている。
現在の社殿は平成4年(1992年)の改築。社殿に向かって右にある古いたたずまいの神楽殿は昭和12年(1937年)の建立で、都内各地の神社にある神楽殿の中でもとくに美しいとされる。
毎月第4日曜日には骨董市が開かれる。
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