東武伊勢崎線竹ノ塚駅の北西、徒歩20分。古くは東京湾の海中にあったところで、この付近が最も早く陸地になったと考えられている。神社がある一帯は伊興遺跡として古墳時代の遺物を多数出土しており、社殿は古墳の上に立てられたのではないかと推定されている。 詳細は明らかではないが、神社は大宮の氷川神社から分霊を勧請して創建されたと考えられており、当時は淵が入り組んでいて舟運の要所だったため「淵の宮」と呼ばれ、古くから足立郡淵江領48ヶ村の総鎮守として信仰を集めてきた。 足立区内では最古の氷川社であり、足立区の史跡に指定されている。境内には古い歴史を物語るかように木々が茂り、ケヤキやイチョウの巨樹がそびえている。
