JR金町駅の北,バスで地蔵前下車徒歩3分。貞和4年(1348年)、林能法師による開創と伝えられ、在原業平ゆかりの寺として、また、しばられ地蔵があることで知られている。 在原業平ゆかりの寺と言われるわけは、業平が東国に下って隅田川で舟遊びをした際、舟が転覆して多くの人が死んだ。業平はその人々を弔い、像を刻んで村人に与え、法華経を写経して塚に納めたと伝えられ、寺はその塚の傍らに建てられたことによる。 また、しばられ地蔵とは,大岡越前守の大岡裁きにちなんでおり,お地蔵様を荒縄で縛ると願いごとがかなうといわれて,いつも荒縄でしばられている。寺では年1回、縄解き供養が行われる。