JR平井駅の南東,徒歩15分。嘉祥元年(848年)、慈覚大師の草創と伝えられる古刹。もとは墨田区の本所竹町にあって、門前にはからたちの木が並んでいたことから「からたち寺」とも呼ばれた。現在でもこの名は使われたりするが、知る人は少なくなった。 関東大震災で本堂ほかを焼失し、昭和2年(1927年)に現在地に移転した。本堂は墓地の奥の正面にあり、墓地には兵学家の越知二楽や画家の寺島梅里など江戸期に活躍した人々の墓が多い。