京王線長沼駅の南,徒歩5分。昭和55年(1980年)にオープンした都立公園。約32万平方メートルの広い園内は公園というよりもほとんど山そのものといった感じで,全体がコナラやクヌギなどにおおわれている。 長沼駅から近い長沼口からの「霧降の道」のコースが一般的で,このコースだけは石畳やコンクリートで整備されており,15分ほどで尾根に至る。麓からの高低差が100mもある尾根には頂上園地や展望園地があり,展望園地からは八王子市街を眼下に見下ろし,遠くに奥多摩の山々を眺めることができる。野鳥の種類が多く,バードウォッチングにも適している。 尾根から麓に至るコースは数本あるが,どのコースも散策路というよりも登山道といったほうがふさわしい急坂で,健脚向き。山歩きの楽しさが十分に味わえる。