JR八王子駅の西、徒歩15分。住宅街の裏通り、寺門を入ったすぐ正面に本堂がひっそりと古風なたたずまいを見せる。 寺は天正元年（1573年）の開創で、はじめは滝山城下にあったが、その後元八王子に移転した後現在地へと再び移転した。 墓地には千人同心組頭の並木以寧（源以寧）の墓があることで知られる。並木以寧は医師であり書道家でもあった人で、元八王子村に「養老畑」を設置して窮民を救済した。書道の弟子が多く、源以寧と刻まれた墓石には門弟が500人余りあったことも刻まれている。
→拡大写真