京王線京王八王子駅の北西、徒歩3分。天文2年(1523年)以前に賢栄による開山とされているが、明らかではない。 明治時代に神仏分離が行われるまでは東隣にある子安神社の別当寺であった。昭和20年（1945年）に戦災で堂宇を焼失し、現在の本堂はその後再建されたもの。 本堂には本尊の不動明王のほかに十一面観音菩薩を安置しており、この菩薩像は聖徳太子の作と伝えられるもので、通称子安観音と呼ばれ安産の観音様として地域の信仰を集めてきた。現在でも子安神社とともに安産祈願に訪れる人が少なくない。
