京王線聖蹟桜ヶ丘駅の南西、バスで約15分。北條氏照が再興した観音堂の別当寺として、永林寺第四世照鑄禅師が創建した。もともとは天台宗の寺院であったが、文禄元年(1592年)に曹洞宗に転宗した。 境内には観音堂が建ち、「御手の観音様」として古くから地域の人々に親しまれてきた。 堂内には十一面観音像を安置している。この像は鎌倉期のものとされ、近世の廃仏毀釈により廃寺となった近くの寺院から移されてきたもので、都の文化財に指定されている。