JR吉祥寺駅の南西、徒歩10分。井の頭公園内の井の頭池南西端にある。縁起によると天慶年間(938〜946年)に源経基により創建され、建久8年(1197年)に源頼朝が宮社を建立したといわれる。現在の社殿は昭和2年(1927年)年の再建。 江戸時代には徳川家康や家光らも訪れ、神田上水源の水神として、また音楽や芸能の守護神として江戸庶民の信仰を集めた。標石や石燈籠などには歌舞伎俳優や江戸商人の名が刻まれている。安藤広重の浮世絵にも描かれており、当時から景勝の地として訪れる人が多かった。 現在でも、参詣する芸術・芸能関係者が多く、初詣や節分、4月の例大祭にはにぎわいを見せる。 →三鷹・吉祥寺略図