大沢の里水車経営農家
三鷹市の北西部、調布市との境界に近い野川沿いにある。
文化5(1808年)ごろから農家の峯岸家が野川の水を利用した営業用の水車「新車(しんぐるま)」として製粉・精米
を行ってきたが、昭和40年代になって野川が河川改修されて水を引き込むことができなくなって営業を停止した。峯岸家から寄贈を受けた三鷹市が水車をリニューアルするとともに、農家全体の姿を平成22年(2010年)に公開した。
水車本体だけでなく、農家の母屋、土蔵など敷地全体が「武蔵野(野川流域)の水車経営農家」として東京都有形民俗文化財に指定されており、巨大な水車のほか水車小屋の中のさまざまに組み合わされた機械装置も見ることができる。
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