西武多摩川線是政駅の北東、徒歩7分。創建年代は明らかではないが、妙光院の末寺として万治年間(1658〜1660)の創建と伝えられる。 多摩八十八ヶ所霊場25番札所となっていて訪れる人も少なくはないが、境内には本堂のほかに六地蔵が目に入るぐらいで、庭は荒れ果てたたたずまいを見せており、時の流れを目の当たりにするようで感慨を抱かせる。 句集『多摩川』『続多摩川』などを著した俳人田島柏葉が大正から昭和にかけてこの寺の住職を務めていたことを知る人は少ない。